Benefits of helicopter emergency medical service for acute stroke patients in Chiba Prefecture

Autor: Takaharu Fukuchi, Masahiro Mishina, Yasuo Katayama, Tomoaki Kumagai, Shushi Kominami, Kunihiro Mashiko, Hisashi Matsumoto, Shiro Kobayashi, Kenkichi Takei, Akirou Terashi, Takayuki Mizunari
Rok vydání: 2008
Předmět:
Zdroj: Nosotchu. 30:545-550
ISSN: 1883-1923
0912-0726
DOI: 10.3995/jstroke.30.545
Popis: 千葉県における2001年10月27日から2007年6月30日までの脳卒中患者のヘリコプター搬送を調査した.全搬送3,303例のうち日本医科大学千葉北総病院脳神経センターに入院した患者は338例,救急要請から当院到着までの時間は平均28.4±6.8分で,脳血管障害が65.4%,頭部外傷が29.0%,その他が5.6%であった.脳血管障害の内訳は,脳内出血が34.8%,くも膜下出血が24.0%,心原性脳塞栓が20.8%,アテローム血栓性脳梗塞が13.6%,ラクナ梗塞が3.2%,その他の脳梗塞が2.7%,一過性脳虚血発作が0.9%であった.脳梗塞90例中3例においてアルテプラーゼ経静脈投与による血栓溶解療法が行われたが,いずれも初診時重症で溶解しなかった.脳卒中急性期治療を地域差なく行うためにヘリコプター搬送は有効であったが,血栓溶解療法適応例では,より軽症での搬送も考慮されるべきかもしれない.
Databáze: OpenAIRE