Factors Influencing Local Recurrence and Distant Metastasis of Rectal Cancer Invading Proper Muscle

Autor: Keiji Koda, Nobuyuki Nakajima, Kenji Oda, N. Takiguti, Hiromi Sarashina, Masao Nunomura, Hiroaki Soda, Y. Masuda, Norio Saito, Fumihiko Ishikawa
Rok vydání: 1998
Předmět:
Zdroj: Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi. 51:369-378
ISSN: 1882-9619
0047-1801
DOI: 10.3862/jcoloproctology.51.369
Popis: 直腸mp癌における局所再発,遠隔転移の危険因子を検索し治療方針決定の一助とするため,術前治療例を除く44例を臨床病理学的に検討した.根治度A,B43例中局所再発3例,遠隔転移3例,局所再発と肝転移合併1例で,局所再発の危険因子は,リンパ節転移,先進部組織の中,低分化腺癌の存在,リンパ管侵襲(ly2.3),遠隔転移の危険因子は,リンパ節転移,静脈侵襲(V2.3)であった.また下田分類におけるNPG typeは局所再発,遠隔転移をきたしやすい傾向を認めた.リンパ節転移,NPG typeを予後規定因子とし,無因子群,1因'子群,2因子群に分類すると,累積5年生存率は各々100%,87.8%,50.0%であった.無因子群は神経温存手術で十分であるが,1,2因子群では十分なリンパ節郭清を行い,骨盤神経叢温存術の採用には慎重を期すべきであり,とくに2因子群には術前後の補助療法をも考慮する必要があるものと考えられた.
Databáze: OpenAIRE