A clinicopathological study of resected sclerosing hemangioma of the lung. Its preoperative cytodiagnosis

Autor: Shinichiro Mitsunaga, Mitsutoshi Shiba, Emiko Odaka, Yutaka Yamaguchi
Rok vydání: 1992
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Society of Clinical Cytology. 31:378-385
ISSN: 1882-7233
0387-1193
DOI: 10.5795/jjscc.31.378
Popis: 当施設において1977年以降外科的に切除され, 組織学的に硬化性血管腫と診断が確定した局所再発1例を含む14例を対象として, 術前診断, 組織像, 細胞像について検討した. 14病巣中, 術前, 術中に診断された症例は9例 (64%) で, 特に最近10年間の10症例での診断率は80%であった. 術前術中の診断法としては, 経皮針生検 (67%), 術中捺印細胞診 (80%) の診断率が良好で気管支鏡下生検の診断率 (8%) は低かった. 組織標本との比較検討では乳頭状発育パターンが優勢で充実部位の硬化が軽度な症例では, 小型円形核を有する上皮細胞に泡沫細胞が混じた多彩できわめて特徴的な細胞像が得られた. 乳頭形成が顕著でなく充実性発育が主体の症例では, 淡明細胞主体の細胞像で, 術前組織型診断の困難な症例も存在した. 抗keratin抗体, 抗surfactant apoprotein抗体を使用した免疫染色の結果は全例に陽性所見が得られた. 硬化性血管腫の術前診断は乳頭状発育の顕著な症例では典型的細胞像を呈し診断も比較的容易と考えられるが, 充実性発育が主体の症例では泡沫細胞も目立たないのでその診断には注意を要するものと考える. また免疫染色の併用は本腫瘍の組織型診断および腫瘍細胞の性格の解析に有用であることが示唆された.
Databáze: OpenAIRE