A CASE OF MULTIPLE SIMPLE ULCERS AT THE ASCENDING COLON ASSOCIATED WITH MEGACOLON AND ELEVATED SERUM CEA AND CA19-9
Autor: | Akinao Haba, Yong-Hwi Kim, Shigeaki Kano, Takeshi Terashima |
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Rok vydání: | 2003 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 64:1678-1683 |
ISSN: | 1882-5133 1345-2843 |
DOI: | 10.3919/jjsa.64.1678 |
Popis: | 症例は60歳の男性.食欲不振,全身倦怠感,咽頭痛を主訴に入院となった.腹部膨満感が出現のため腹部CT検査を施行し,横行結腸からS状結腸の拡張と上行結腸の壁肥厚を認めた.大腸内視鏡検査で上行結腸に打ち抜き様の深い潰瘍を数個認めた.血中carcinoembryonic antigen (CEA), carbonhydrate antigen (CA19-9)ともに高値を示し,悪性を否定できず,また,巨大結腸症を呈したので手術を施行した.穿孔はなく,炎症は右結腸に限局しており,結腸右半切除術を行った.病理組織学的には単純性潰瘍,または, Behcet病であった.術後,巨大結腸症は解消され,血中CEA, CA19-9は正常になった. Behcet病の診断基準は満たさなかったので単純性潰瘍と診断された.術後経過は良好であり,再発は認められていない.今回,われわれが経験した結腸単純性潰瘍は上行結腸の多発性で,血中CEAとCA19-9が高値を示し,巨大結腸症を伴った稀な1例を経験したので報告した. |
Databáze: | OpenAIRE |
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