Recent advances of mutiple malignancies in patients with head and neck cancer. Value of fiberscopic screening for cancer of upper digestive tract

Autor: Yoshiyuki Tamura, Tadashi Akitaya, Masatoshi Horiuchi, Makoto Sakai, Masahiro Iida, Hirosato Miyake
Rok vydání: 1993
Předmět:
Zdroj: Japanese jornal of Head and Neck Cancer. 19:319-324
ISSN: 1883-9878
0911-4335
DOI: 10.5981/jjhnc1974.19.319
Popis: 頭頸部癌症例における多重癌は最近10年間に増加の傾向が見られ, その頻度は10%を越していると報告されている。頭頸部癌症例における第2癌は頭頸部・食道・肺・胃に多い。今回我々は内視鏡を用いた多重癌の検索を施行した。Flexible fiberscope は早期の消化管の癌の診断に有効な方法である。この方法で11年間に673症例の頭頸部癌症例を対象として25例の食道癌と12例の胃癌を診断した。発見された同時食道癌の頻度は, 一般人口における食道癌の頻度の180倍であった。食道癌の頻度が高かったのは, 50歳以上の男性・口腔または咽頭癌症例および飲酒歴であった。25例の同時食道癌のうち22例は深達度がsm以下 (UICCではT1) の症例であった。16例は2病変ともに根治的な癌治療を受けた。2年以上の観察期間のある症例の13例のうち6例が再発なく生存している。最近早期の表在癌の治療として内視鏡下粘膜切除術が開理され, ep/mm 癌の治療として有効であり, 頭頸部癌症例に重複した食道癌の治療に応用しうる方法である。
Databáze: OpenAIRE