A Study on the Tooth-axis about Upper Central Incisors-Determination of Quantitative Tooth-axis

Autor: Shin Kasahara, Kohei Kimura, Shingo Iijima, Mutsushi Muramoto, Masayoshi Kikuchi
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: Nihon Hotetsu Shika Gakkai Zasshi. 48:74-83
ISSN: 1883-177X
0389-5386
DOI: 10.2186/jjps.48.74
Popis: 目的: 非接触・三次元形状計測装置を用いて, 歯の表面三次元計測データから歯の長軸を解析的に求めた.その長軸と従来の方法で求めた歯軸とを比較検討し, 歯軸としての妥当性を評価した.方法: 平均的な形状と考えられる左側上顎中切歯50本から, 無作為に抽出した5本を非接触・高速三次元形状計測装置により計測した.表面形状データは離散データとして扱い, 三次元解析ソフトウエアを使用し, 主成分分析を応用して歯の長軸を求めた.さらに比較検討の対象として, これまで報告された歯軸決定方法のなかから, 玉澤による報告を採用した.なお, 歯軸決定はコンピュータ画面上で5回試行した.5本の天然歯について, 歯の長軸と歯軸のなす角度の比較と, 歯の長軸を原点とした水平5断面において, 軸の位置関係を歯の長軸と歯軸で比較検討した.結果: 歯の長軸と歯軸において, 2軸のなす角度の差はきわめてわずかであった.5本の資料において, 歯軸の位置は, どの断面においても原点すなわち歯の長軸に近似していた.結論: 本研究で用いた歯の表面三次元画像データから算出した歯の長軸は, 歯軸として採用しうることが示唆され, 主成分分析を応用することで限りなく定量的に求められた.
Databáze: OpenAIRE