Role of biotin in glutamate biosynthesis with a mixed substrate of glucose and acetate

Autor: Yukihiro Kanegae, Yoshio Sugiyama, Toshihiko Kanzaki, Isamu Nakatsui
Rok vydání: 1991
Předmět:
Zdroj: Journal of the agricultural chemical society of Japan. 65:737-746
ISSN: 1883-6844
0002-1407
DOI: 10.1271/nogeikagaku1924.65.737
Popis: (1) Brevibacterium thiogenitalisから誘導されたオレイン酸要求株D-248をビオチン過剰(150μg/l以上)存在下で,グルコースと酢酸をモル比で1:2に混合して培養すると,グルタミン酸蓄積量が顕著に向上し,対炭素源当りの重量換算で実に70%の収率に達した.しかし,ビオチン添加量が少ないと,酢酸が残存し,ピルビン酸が著量蓄積した. (2) 乳酸やピルビン酸を炭素源とした培養でも,ビオチンとして100μg/l以上の添加が必要であり,さらに,休止細胞反応においても,ビオチンの添加効果が認められた. (3) 粗酵素液中に,ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ活性と同時にピルビン酸カルボキシラーゼ活性が検出された.ピルビン酸カルボキシラーゼ活性は,培地中に添加したビオチン量の増加に応答を示した. これらの結果より,ビオチンがピルビン酸カルボキシラーゼ活性を介して,グルタミン酸生合成に直接関与していることが明らかとなった.
Databáze: OpenAIRE