Autor: Koushi Nishiyama, Tadao Ibaragi, Hiroshi Fujii, Daizaburo Yoshimura, Tsutomu Uematsu
Rok vydání: 1976
Předmět:
Zdroj: Japanese Journal of Phytopathology. 42:464-471
ISSN: 1882-0484
0031-9473
DOI: 10.3186/jjphytopath.42.464
Popis: 福島県および岡山県において稚苗移植用の箱育苗のイネ幼苗に腐敗枯死,葉鞘褐変腐敗および生育異常の症状を示す病害が発生した。両地区の病害標本から病原菌の分離を試みたところ,糸状菌は分離されず多くの細菌が分離された。これら細菌の病原性を確かめたところ,7菌株の細菌が最も強い病原性を示し,その病徴は現地育苗箱に発生した症状に類似したものであった。この病原細菌の細菌学的性質および血清学的性質を検討した結果Pseudomonas glumae (Kurita et Tabei) Tominagaと同定された。同菌がイネ幼苗に腐敗症状を起すという報告は,はじめてである。本細菌によるイネ苗の病害をもみ枯細菌病菌によるイネ苗腐敗症(Bacterial seedling rot of rice)と呼ぶことを提案した。
Databáze: OpenAIRE