A case of thymic carcinoid detected by FDG-PET

Autor: Mitsunori Higuchi, Jun Osugi, Ryuzo Kannno, Takeo Hasegawa, Hiroyuki Suzuki, Fumihiko Yamada, Yutaka Shio, Koichi Fujiu, Mitsukazu Gotoh, Akio Ohishi, Atsushi Yonechi, Mika Hoshino
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Associtation for Chest Surgery. 20:819-823
ISSN: 1881-4158
0919-0945
DOI: 10.2995/jacsurg.20.819
Popis: 症例は77歳,男性.風邪様症状あり近医受診.縦隔腫瘍を指摘され当院紹介となった.CT下針生検を施行し,胸腺カルチノイドと診断した.術前施行したFDG-PETにて局所に一致したFDGの集積を認めた.他に集積はなかった.腫瘍および胸腺摘出術を施行した.病理診断は非定型的カルチノイドであり,術前診断通りリンパ節転移は認めなかった.術後放射線治療を追加し,現在無再発生存中である.胸腺カルチノイドは,内分泌細胞群から発生する腫瘍と定義され,胸腺腫とは異なる疾患概念であり,発生頻度も比較的稀である.FDG-PETは,肺癌を中心に汎用されているが,胸腺カルチノイドに対しFDG-PETを行った報告はほとんどない.今後,悪性腫瘍である胸腺カルチノイドに対する局在診断や病期診断におけるFDG-PETの有用性が期待される.
Databáze: OpenAIRE