Pulsed-spray pharmacomechanical thrombolysis in the treatment of an acutely thrombosed hemodialysis fistula

Autor: Kazutaka Ito, Yoshio Haruta, Shinichi Kumon, Toshihiko Ichihara, Daijo Inaguma, Nobutaka Kudo, Waichi Sato, Tomomi Maeda, Hirohisa Kato, Satoko Toda, Yutaka Fujita
Rok vydání: 1997
Předmět:
Zdroj: Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 30:271-275
ISSN: 1883-082X
1340-3451
DOI: 10.4009/jsdt.30.271
Popis: 安定した血液透析を施行するためには, 良好なブラッドアクセスを維持することが必要である. 最近, PTAをはじめとする各種interventional techniqueが発達し, ブラッドアクセスの長期開存に寄与しているものの血管のqualityの問題で急性閉塞をきたすこともしばしばみられる. 今回, 我々は人工血管使用による内シャントの急性閉塞に対してパルススプレー法による血栓溶解を試みた.症例は74歳男性で慢性腎炎による慢性腎不全のため平成3年から慢性維持透析を受けている.度重なるシャントトラブルのため左上腕動静脈間ならびに左鎖骨下静脈と上大静脈間に人工血管を使用し内シャントとしていた. 平成8年6月14日透析のため来院するもシャントが閉塞しており, 血管造影施行後にパルススプレー法による血栓溶解療法を行った. ウロキナーゼを合計60万単位使用にて治療後約1時間で血流は再開し, 以後の透析で使用可能であった.今後, 高齢者, 糖尿病ならびに長期透析患者の増加が予想され, シャントトラブルも増すものと思われる. その場合シャントの再建が困難なことも少なくない. したがって今回の症例のような急性閉塞に対して, パルススプレー法は比較的簡便でかつ安全で成功率も高いことから, 試みてみるべき方法の一つであると考える.
Databáze: OpenAIRE