A Case of Dermatofibrosarcoma Protuberans of the Abdominal Wall

Autor: Hiroyuki Kato, Masaru Fujimori, Yoshiaki Sekishita, Tsuneo Shiono, On Suzuki
Rok vydání: 2002
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 63:2806-2809
ISSN: 1882-5133
1345-2843
Popis: 症例は48歳,男性.左下腹部に緩徐に増大する腫瘤を認め受診した.左下腹部に10×8cmの弾性軟な隆起性結節性腫瘤を認めた. CT・MRI検査で,腹直筋に接した内部不均一な腫瘤性病変がみられた.術中迅速病理診断では肉腫であったため,腫瘤から辺縁を十分にとり,腹直筋を含め広範囲切除を施行した.組織学的には真皮から皮下組織へ生じた隆起性皮膚線維肉腫の診断であった.術後3年経過したが,再発・転移はない.隆起性皮膚線維肉腫の確定診断は難しく,病歴・臨床所見・病理学的所見より総合的に考慮する必要がある.再発率の高い悪性腫瘍であり,広範囲な局所切除の後に,定期的なfollow upが必要である.
Databáze: OpenAIRE