A Case of Hilar Bile Duct Carcinoma with Intraductal Papillary Growth arising from Peribiliary Bile Gland of the Left Hepatic Duct

Autor: Daitaro Yoshikawa, Akira Ishizaki, Shinichi Kasai, Hidenori Karasaki, Toru Kono, Mituhiro Inagaki, Shigetaka Suzuki, Kazunori Watanabe, Shuichi Kino
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 40:180-185
ISSN: 1348-9372
0386-9768
Popis: 腫瘤形成型肝内胆管癌と鑑別が困難であった左肝管壁外付属腺原発の肝門部胆管癌の1切除例を経験した. 患者は61歳の女性で, 平成16年3月, 腹痛のため近医を受診し, 血液検査で肝機能異常を認め当院紹介となった. ERCおよび経口胆道鏡で左肝管から右肝管, 上部胆管に進展する乳頭状腫瘍を認め, 生検では乳頭腺癌であった. CTでは, 肝門部胆管に近接するS4に15mm大の腫瘤を認めた. 肝左葉, 尾状葉, 肝外胆管切除を施行した. 病理組織学的には左肝管壁外付属腺内で腫瘤を形成する乳頭腺癌で, 左肝管への乳頭状進展を認めた. 肝門部付属腺原発胆管癌は極めてまれであり, 術前に腫瘤形成型肝内胆管癌と鑑別することは困難であると思われるが, 本例では充実性乳頭状の組織型と膨脹性発育を示す増殖形態が, CTでみられた境界明瞭で内部に点状の造影効果に反映されていると考えられた.
Databáze: OpenAIRE