A Case of Idiopathic Esophageal Rupture at the Landmark between the Neck and Chest Successfully Treated by Intensive Therapy

Autor: Taizo Taguchi, Kazuatsu Misaka, Hideki Hamashima, Masakatsu Sunagawa, Kunihiko Muto, Shinichi Kojima
Rok vydání: 2001
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 62:938-941
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.62.938
Popis: 症例は54歳,男性.胸痛出現後1週間の経過の後,背部痛,発熱が認められ来院.胸部単純X線では縦隔の拡大,縦隔気腫を認めた.食道造影では明らかな造影剤の漏出は認めなかったが,胸部CT所見上縦隔気腫・膿瘍および膿胸を認め,特発性食道破裂と診断した.発症から1週間が経過していたこと,全身状態が比較的安定していたことから保存的治療を選択したが,再検したCTにて所見の増悪を認め,第5病日緊急手術となり,右開胸,左開胸・開腹による洗浄・ドレナージ術を施行した.さらに重症敗血症,多臓器不全に対しエンドトキシン除去療法と血液浄化法の併用療法等を施行し全身状態の改善が得られた.その後のCT所見で縦隔膿瘍,右側膿胸は軽快したが,左側膿胸および後腹膜膿瘍がドレナージしきれないと判断し,再度左開胸・開腹にて洗浄・ドレナージ手術を施行し,入院第212病日に全身状態良好で退院となった.
Databáze: OpenAIRE