A case of ectopic hepatocellular carcinoma which suspected non-functioning pancretic tail tumor
Autor: | Syouichi Hishinuma, Yoshirou Ogata, Takayuki Hayashi, Jouji Imura, Takeo Tsukioka, Iwao Ozawa, Tsutomu Ishikawa, Hideo Uchida, Jun Fukunaga, Seiji Igarashi |
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Rok vydání: | 2000 |
Předmět: | |
Zdroj: | Kanzo. 41:53-58 |
ISSN: | 1881-3593 0451-4203 |
Popis: | 症例は, 腹部超音波検査で膵尾部に腫瘤を指摘された65歳の男性. 血液生化学検査は, HCV抗体が陽性以外, 異常所見を認めなかった. 腹部CT検査では, 膵尾部に境界明瞭な7×8cmのやや低濃度の腫瘤が存在し, 造影早期相でよく濃染され, 後期相まで持続する不均一な高濃度域を呈していた. MRI所見は, T1強調画像で膵実質と等信号, T2強調画像で不規則な高信号を呈し, Gd-DTRA造影でCTと同様の濃染様式を示した. 血管造影所見は, 脾動脈から分枝する動脈により栄養される血流豊富な腫瘍を膵尾付近に認めたが, 肝動脈から腫瘍への血流分布は認めなかった. 以上より, 膵尾部の非機能性内分泌腫瘍が疑われ膵体尾部切除術が行われた. 組織所見は異型度Edmondson II型の肝細胞癌と診断した. 肝臓とは肉眼的にも, 組織学的にも連続性が全く認められず, 膵尾近傍の後腹膜由来の異所性肝細胞癌と診断し, 極めて稀で貴重な症例と考え報告した. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |