A CASE OF A CA19-9 PRODUCING GIANT SPLENIC CYST

Autor: Kohei Okamoto, Takuji Tsuchiya, Fumiaki Shimizu, Satoshi Ishizone, Hisanao Chisuwa
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 66:2797-2801
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.66.2797
Popis: 脾嚢胞は画像診断の進歩に伴い,さほど稀な疾患ではなくなりつつある.今回われわれは5年間の経時的変化を追ったCAI9-9産生巨大脾嚢胞の1例を経験したので報告する. 症例は44歳,女性,左季肋部痛を主訴に来院した.初診時の腹部CT上で直径10cm大の脾嚢胞を認めた.嚢胞は年々増大したが手術を拒否していたため,そのまま経過観察していた.嚢胞容積はCT volumetoryにてほぼ直線的な増加を示し,5年後には嚢胞は最大径28cmと巨大なものになった.血清CEAは0.6ng/mlと正常であったがCA19-9は1,759U/mlと高値を示していた.持続的な腹痛も伴うようになったため脾摘出術施行となった. 嚢胞内容液は約6,000ml,嚢胞内CEAは125.9ng/ml, CA19-9は1.7×105U/mlと高値を示した.組織学的には真性嚢胞と診断され,免疫染色ではCEA, CA19-9とも嚢胞内上皮に陽性所見を認めた.摘出後の血中CA19-9は正常に復した.
Databáze: OpenAIRE