On the Lamellar Tearing in Multirun Fillet Welds

Autor: Tsuneto Hirozane, Katsuya Kajimoto, Yasuhiro Nishio, Yoshihiro Yamamoto
Rok vydání: 1972
Předmět:
Zdroj: Journal of the Japan Welding Society. 41:578-586
ISSN: 1883-7204
0021-4787
DOI: 10.2207/qjjws1943.41.578
Popis: ラメラーティヤリングの発生原因を究明するため,拘束試験,割れ時期の測定および水素チャージ試験を行ない.つぎの結論を得た。(1)材料・拘束・溶接条件を変化させた拘束試験を行なった結果,溶接金属中の拡散性水素量が多くなると,ラメラーティヤリング発生に対する限界拘束応力が低下する傾向が顕著に出た.(2)割れ時期の測定結果でもラメラーティヤリングはすべて溶接後100℃以下に冷却したのち発生していた.(3)ラメラーティヤリングの水素ぜい化遅れ破壊現象を水素チャージ試験で再現できた.(4)(1)(2)(3)からラメラーティヤリングは溶接部に過飽和に固溶された水素の拡散による一種の低温割れとみなすことができる,(5)材料・拘束・水素とラメラーティヤリングの関係を概念図として示した.(6)溶接施工面からラメラーティヤリングを防止するためには溶接金属中の拡散性水素量のないオーステナイト系ステンレス鋼用の溶接棒を用いるか,または極少(極低水素系溶接棒・炭酸ガス・MIG溶接)の溶接方法と予熱の併用を行なうとよい.(7)材料面からラメラーティヤリングを防止するためには,脱硫・脱ガスなどの特殊処理を施こし,鋼中の介在物量の少ない鋼材を使用する必要がある.この場合,予熱の必要がないので施工上有利となる。
Databáze: OpenAIRE