A CASE OF SURGICAL TREATMENT FOR INTESTINAL OBSTRUCTION DUE TO TUBERCULOUS PERITONITIS

Autor: Yoshiki Nakamura, Takahisa Yamamoto, Kunihiko Hiraoka, Yasuhiro Ueda, Naoya Aisu, Toru Nakai
Rok vydání: 2009
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 70:891-894
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.70.891
Popis: 65歳,男性.既往に25歳時に結核性腹膜炎による腹腔内膿瘍,脊椎カリエスで手術.45,55歳時に腸閉塞,結核性腹膜炎による腹腔内膿瘍で手術歴がある.今回,腹痛を主訴に当院内科を受診した.腹部CTで,多量の腹水と多数の腹膜結節を認めた.腹水検査により,結核性腹膜炎の再燃と診断し,抗結核薬の内服を開始した.数日後よりイレウス症状が出現し,保存的治療で症状は軽快しないため手術となった.十二指腸から上部空腸まで拡張し,その肛門側で空腸が癒着して一塊となり,これが閉塞の原因であったため,十二指腸-空腸バイパス術を施行した.術後,結核治療を再開し,現在経過観察中である.結核性腹膜炎の治療は基本的に抗結核薬の内服である.本症例は,以前から腹膜炎を繰り返しており,腹膜結節と癒着による腸閉塞に至り,外科的治療を必要とした.
Databáze: OpenAIRE