Autor: Manabu Umekawa, Yasumasa Watanabe, Yoshisuke Inomata
Rok vydání: 1981
Předmět:
Zdroj: Japanese Journal of Phytopathology. 47:346-351
ISSN: 1882-0484
0031-9473
DOI: 10.3186/jjphytopath.47.346
Popis: キュウリ斑点細菌病の発生に影響を及ぼす諸環境要因解明の一環として,降雨と斑点細菌病の発生との関係について実験を行った。1日2回ずつ人工的に降雨処理を行った試験区では斑点細菌病の発生が多く,無降雨区に比べて病葉率が約2倍となり,降雨期間中の病株の増加率も約2倍であった。人工降雨期間中に病葉から滴下する水滴中には多数の病原細菌が含まれ,その水滴に暴露したキュウリ幼苗に発病が認められた。このことから降雨に伴う斑点細菌病の増加は,雨滴による病原細菌の飛散伝搬が原因であると推定された。雨よけ栽培を行うと罹病葉の大部分は葉縁部に病斑形成するのみで,雨よけ栽培の斑点細菌病に対する防除効果は著しく高いことが示された。雨よけ栽培に薬剤散布を組み合わせると防除効果はさらに高くなる。
Databáze: OpenAIRE