Effect of Hochuekkito on Patients with Sleep Apnea Syndrome
Autor: | Sakiko Igari, Hirokazu Monou, Mitsuru Sasaki |
---|---|
Rok vydání: | 2005 |
Předmět: | |
Zdroj: | Kampo Medicine. 56:927-932 |
ISSN: | 1882-756X 0287-4857 |
DOI: | 10.3937/kampomed.56.927 |
Popis: | 閉塞型睡眠時無呼吸症候群 (OSAS; Obstructive Sleep Apnea Syndrome) では, 上気道の閉塞が頻回に起こることにより, 低酸素血症や脳波上の覚醒反応が生じる。OSASの症状は, いびき, 日中の眠気, 倦怠感などであり, 肥満者に多い。補中益気湯は疲労, 気力がない, 手足の倦怠感, 眠気が強いなどの症状に有効であり, 胃下垂, 痔核, 脱肛, 子宮下垂, 陰萎などの疾患に適応とされている。無呼吸は, 肥満により上気道が狭く閉塞しやすいことと, 上気道, 特に舌が重力の影響にて下垂し上気道を閉塞することにより生じる。筋力低下を改善すると思われる補中益気湯が上気道筋のトーヌスを上げ, 上気道を広げる可能性も考えられる。そこで補中益気湯のSAS (Sleep Apnea Syndrome) への効果を検討した。SAS患者13名 (OSASの確定診断がついている5例と臨床的にOSASと考えられる8例) の検討で, 無呼吸指数が, 投与前23.1±4.8回/時から投与後936±226回/時と有意に減少し, いびき, 酸素飽和度も改善した。補中益気湯は虚証のSAS患者に有効である可能性が示唆された。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |