Effect of Dietary Arginine Content on Plasma Cholesterol Levels in Chicks

Autor: Hiroshi Ueda, Sumio Kumai, Ryouhei Fukumi
Rok vydání: 1993
Předmět:
Zdroj: Nihon Chikusan Gakkaiho. 64:20-27
ISSN: 1880-8255
1346-907X
DOI: 10.2508/chikusan.64.20
Popis: 飼料中のアルギニン含量がニワトリヒナの血漿コレステロール濃度に及ぼす影響を検討した.いずれも7日齢の単冠白色レグホーン種オスヒナを用い,粗タンパク質含量18%の飼料を10日間給与した.試験1をのぞいて,飼料には1%のコレステロールを添加した.試験1および2では,カゼインとダイズタンパク質をタンパク質源として,アルギニン,メチオニンおよびグリシン欠乏の影響を調べた.アルギニン欠乏で発育は阻害され,さらに飼料にコレステロールを添加した場合には血漿総コレステロール濃度はアルギニン適量区に比較して高かった.一方,メチオニンおよびグリシン欠乏では成長阻害は観察されたが,コレステロール濃度は影響を受けなかった.試験3では,アルギニン欠乏および適量飼料をカゼインを用いて調整し,これに過剰のリジンを添加して,アルギニン•リジンの拮抗が血漿コレステロール濃度に及ぼす影響を調べた.リジン過剰は発育を阻害し,血漿総コレステロール濃度を増加させたが,その影響はアルギニン欠乏時に大きかった.試験4でアルギニンをカゼイン飼料に段階的に添加すると,要求量を越えた場合でも,血漿総コレステロールおよび高密度リポタンパク質コレステロール濃度は添加量に比例して減少した.この場合,アルギニン欠乏時とは異なり,成長はアルギエン添加によって影響を受けなかった.
Databáze: OpenAIRE