Five Cases of Primary Appendiceal Carcinoma

Autor: Hiroyuki Kikkawa, Yasushi Matsumoto, Hidenori Kiyochi, Kenzo Okada, Toshihiko Sakao, Hiroki Sugishita, Shinsuke Kajiwara, Hitoshi Inoue, Kazuhide Iwakawa
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 40:764-768
ISSN: 1348-9372
0386-9768
Popis: 虫垂癌はまれな疾患である. 我々は1991年から2005年の間に5例の虫垂癌を経験した. 5例の平均年齢は68歳で男性が1例, 女性が4例であった. 術前に虫垂癌と診断できた症例はなく, 5例中4例は術前診断が急性虫垂炎で1例は盲腸癌であった. 病理組織学的検査では, 高分化型腺癌が3例, 粘液癌が2例であった. 深達度はssが2例, seが3例であり全例ss以深であった. 症例3は術後19か月目に, 症例4は37か月目に死亡した. 虫垂癌は術前診断が困難であり, 急性虫垂炎との診断で治療されることが多かった. 診断時にはすでに進行しており, 予後不良であることが再認識された. 高齢者で, 急性虫垂炎を疑わせる症例であっても, 特に右下腹部に腫瘤を伴うような場合には虫垂癌も念頭におく必要があると考えられた.
Databáze: OpenAIRE