A case of liver abscess associated with a hepatoduodenal fistula

Autor: Teruo Kusakabe, Kenji Marumori, Toshihiro Fujioka, Hideki Mori, Hideshi Tsushima, Akira Ishihara, Masahiko Murakami, Mitsuo Kusano
Rok vydání: 2000
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 61:2724-2728
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.61.2724
Popis: 症例は60歳男性.貧血と下痢を主訴に来院し,肝膿瘍の診断で入院となった.入院時血中抗アメーバ抗体価ならびにTPHAの陽性所見を認めた.入院時の腹部CT検査にて肝S5-6にガス像を伴う膿瘍を認めたため原因菌検索および治療目的で膿瘍穿刺ドレナージ術を行った.大腸内視鏡検査では全結腸に多発した小潰瘍性病変を認め,アメーバ性大腸炎に続発した肝膿瘍と診断した.膿瘍はドレナージ術により徐々に縮小したが,膿瘍造影にて難治性の肝十二指腸痩を合併していたため手術的に完治し得た.肝膿瘍が消化管に穿破し,瘻孔を形成することは稀であり,過去の報告例と併せて21例をみるに過ぎなかった.
Databáze: OpenAIRE