A Case of Pacreatic Endocrine Carcinoma That Invaded to the Main Pancreatic Duct with Difficulty in Diagnosis to Invasive Ductal Cancer

Autor: Masatoshi Akita, Tomotake Tabata, Taro Aoba, Eiji Sakamoto, Hiroshi Hasegawa, Shunichiro Komatsu, Kiyotaka Kawai, Takashi Hiromatsu, Toyonori Tsuzuki
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 39:589-595
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.39.589
Popis: 症例は30歳の男性で, 心窩部痛にて入院した. CT上, 膵体尾部に42×39mmの充実性腫瘍を認めた. Endoscopic retrograde pancreatography, magnetic resonance cholangiopancreatographyでは, 主膵管が完全途絶していた. 超音波内視鏡検査では内部不均一で周囲がlow, 腹部血管造影では腫瘍濃染像は認めず, 脾動脈にencasementを認めた. 確定診断のため, 超音波内視鏡検査下穿刺細胞診を行いendocrine tumorと診断された. 手術は膵体尾部脾合併切除術を施行した. 病理診断は低分化型膵内分泌細胞癌であり, CD56強陽性, synaptophysin強陽性, chromogranin A一部弱陽性であった. 主膵管は強度に浸潤を受け, 腫瘍細胞に置き換わり, 脾動静脈にも腫瘍浸潤を認めた. 術後14か月現在, 再発徴候は認めていない. 本症は30歳と若年発症であり, 内分泌細胞癌でありながら主膵管浸潤浸潤を認めたまれな症例である. 膵内分泌腫瘍と診断し, 主膵管閉塞を認めた場合には悪性を疑う必要がある.
Databáze: OpenAIRE