A CASE OF METASTATIC RECTAL CARCINOMA FROM ENDOMETRIAL CARCINOMA

Autor: Satoshi Kondo, Yoshihiro Nakakubo, Takeshi Kawamura, Tomoo Okushiba, Hiroshi Kawase, Kazuhiko Naoe
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 66:3015-3018
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.66.3015
Popis: 子宮内膜癌の消化管転移は比較的稀であり,なかでも大腸転移の本邦報告例は極めて少ない.今回われわれは,子宮内膜癌術後に直腸転移をきたした1例を経験したので報告する.症例は77歳,女性,平成12年4月に子宮内膜癌の診断で子宮全摘両付属器切除術を施行した.外来フォロー中, 2年7カ月後に近医で右胸部異常陰影,便潜血陽性を指摘され当院を紹介された.精査の結果,原発性直腸癌と診断し,胸部異常陰影は直腸癌の肺転移を疑ったが確診には至らず, 3カ月経過観察した後に直腸切断術を施行した.術後病理所見にて直腸の病変は主座が粘膜下層から固有筋層に存在し,組織像が平成12年時の子宮内膜癌の所見に酷似しており,子宮内膜癌の直腸転移と診断した.術後外来にてMPA (酢酸メドロキシプロゲステロン)内服で経過観察中であったが,直腸術後11カ月で他病死した.
Databáze: OpenAIRE