Variation of Airborne Benzo(a)pyrene Concentration in Niigata Area

Autor: Yoshimaru Fujieda, Noboru Moriyama, Kuniaki Kawata
Rok vydání: 1993
Předmět:
Zdroj: Journal of Environmental Chemistry. 3:65-73
ISSN: 1882-5818
0917-2408
DOI: 10.5985/jec.3.65
Popis: 1981~1990年度の間に, 新潟地域14地点で測定された大気浮遊粉じん中のベンゾ [α] ピレン (B [α] P) の幾何平均濃度は0.12~0.49ng・m-3及び2.8~11ng・mg-1であり, 全測定地点の平均濃度は0.25ng・m-3及び5.2ng・mg-1であった。B [α] P濃度は1982年度に減少し, 1987年度までほほ横這い状態で推移したが, 1988年度にはやや増加し, その後, 再び減少傾向にあった。そして, B [α] P濃度は測定地点付近の工場等の発生源の影響を強く反映しており, 発生源の違いによっては, B [α] P濃度の表示単位により異なる傾向を示す例があった。B [α] Pの月別平均濃度は概ね冬季に高く, 夏期に低い傾向が認められた。そして, 浮遊粉じん中のB [α] P濃度に及ぼす黄砂の影響は必ずしも大きくないものと考えられた。B [α] Pの全測定値から, この10年間におけるB [α] Pの平均摂取量は0.021~0.033ng・kg-1・d-1 (0.011~0.068ng・kg-1・d-1) と推定された。また, 吸入による過剰発ガンリスクは, 用いる発ガンのユニットリスクにより大きく異なるが, 平均0.83×10-6又は88×10-6と試算された。
Databáze: OpenAIRE