Cross-sectional-anatomical-study from Standpoint of The Acupuncture. (2)

Autor: Shozo Sawai, Mizuho Shiino, Toshiaki Gomi, A. Kimura, Kiyoshi Kishi
Rok vydání: 1993
Předmět:
Zdroj: Zen Nihon Shinkyu Gakkai zasshi (Journal of the Japan Society of Acupuncture and Moxibustion). 43:125-134
ISSN: 1882-661X
0285-9955
DOI: 10.3777/jjsam.43.125
Popis: 刺鍼の深度とその周囲の臓器および組織の関係を調べるため, 足の太陽膀胱経を基準とした人体横断解剖標本を作成して, 体表から何mmでどの臓器, 組織に鍼先が到達するかを検索した。前回の大椎穴 (督脈) から蕨陰兪穴 (足の太陽膀胱経) までの5横断面にひき続いて, 今回は心兪穴 (足の太陽膀胱経) から胆兪穴 (足の太陽膀胱経) までの5横断面について検索した。心兪穴を基準とした横断面では, 体表より鍼を刺入させると皮膚を5mmで貫き, 皮下組織を2mmで貫き, 僧帽筋を3mmで貫き, 固有背筋群を17mmで貫いて第6肋骨に鍼先が達する。体表より第6肋骨まで27mmを計測した。督兪穴を基準とした横断面では, 皮膚を5mmで貫き, 皮下組織を3mmで貫き, 僧帽筋を3mmで貫き, さらに固有背筋群を17mmで貫いて第7肋骨に鍼先が達する。体表より第7肋骨まで28mmを計測した。隔兪穴を基準とした横断面では, 皮膚を4mmで貫き, 皮下組織を2mmで貫き, 僧帽筋を3mmで貫き, 広背筋を1mmで貫き, さらに固有背筋群を20mmで貫いて第8肋骨に鍼先が達する。体表より第8肋骨まで30mmを計測した。肝兪穴を基準とした横断面では, 皮膚を5mmで貫き, 皮下組織を6mmで貫き, 固有背筋群を32mmで貫いて第10肋骨に鍼先が達する。体表より第10肋骨まで43mmを計測した。胆兪穴を基準とした横断面では, 皮膚を4mmで貫き, 皮下組織を7mmで貫き, 固有背筋群を32mmで貫いて第11肋骨に鍼先が達する。体表より第11肋骨まで43mmを計測した。以上の結果を鍼灸医学臨床における深さの立場から考察した。
Databáze: OpenAIRE