Suppressive Effects of Bunashimeji (Hypsizigus marmoreus) on Triacylglycerol Accumulation in C57BL/6J Mice

Autor: Yukio Furuichi, Hajime Sakakura, Makoto Ohtsuki, Teruyoshi Yanagita, Kazuhiko Umeshita, Yasushi Kokean, Takafumi Nishii, Makoto Hisamatsu
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Nippon Shokuhin Kagaku Kogaku Kaishi. 54:167-172
ISSN: 1881-6681
1341-027X
Popis: 本研究において,我々は,現代の日本人の摂取脂質エネルギー量増加に伴う肥満に注目し,食用キノコであるブナシメジについて20%ラード・0.5%コレステロール負荷の高脂肪食をC57BL/6J雄性マウスに与え,脂質代謝改善作用について検討した.その結果,体重増加量と飼料摂取量は,対照群と比較して有意な差は認められなかった.また,体重100g当たりの肝臓重量,腎周囲脂肪組織重量及び,副睾丸脂肪組織重量は,対照群と比較してブナシメジ群で有意な低値を示した.肝臓総脂質含量並びに,肝臓TG, TC, PLは,対照群と比べてブナシメジ群で有意な低値が認められた.またそれに伴い,肝臓における脂肪酸合成等に関わるmRNAを測定した結果,肝脂肪生合成に関わるACC, FASで対照群と比べブナシメジ群で有意な高値が認められた.一方,血清TG濃度は,対照群と比べブナシメジ群で有意な差は認められなかったが,血清TC濃度は,対照群より有意な低値を示した.以上の結果より,ブナシメジには肝臓脂質蓄積抑制作用があることが明らかにされた.併せて,血清TC低下作用を有することも示された.
Databáze: OpenAIRE