A new cell-collecting method by esophageal sonde for cytologic detection of esophageal carcinoma at the early stage
Autor: | Toyohiko Sato, Toshiko Nakazawa, Hideko Masubuchi, Shigemitsu Shida, Tadashi Kodaira, Shoichi Ikeguchi, Takashi Yamada, Katsumasa Yokota |
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Rok vydání: | 1985 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Journal of the Japanese Society of Clinical Cytology. 24:667-672 |
ISSN: | 1882-7233 0387-1193 |
DOI: | 10.5795/jjscc.24.667 |
Popis: | 獨協医科大学内視鏡センターと栃木県がん検診センターにおいて, 上部消化管内視鏡検査を行う際に, 口腔より下咽頭部に誘導管を留置し, 食道癌発見のためのスクリーニング法として内視鏡検査終了後, 誘導管を通して食道ゾンデを挿入し, その先端についているスポンジによる擦過細胞診を行った. 昭和49年7月より昭和59年10月までに2,787例にこの方法を行ったところ, 早期食道癌5例を発見し, 食道胃重複進行癌の1症例でその見落とし予防に役立った.早期食道癌は大きさ1.0×1.3cm (Ce) 1例, 3.0×1.5cm, 1.5×1.0cm, 2.0×2.5cm (Im) の3例, 約1.5cm (Ea) 1例であり, Imの1例がsm癌であるが, ほかはすべてm癌であった. 食道ゾンデによる細胞診で現在まで陰性例中にその後食道癌が発生したという経験はない. 被検者はこの両施設に何らかの症状で来院し, 検査を勧められた症例であるので, これをHigh risk groupと考えると, 2,787例中5例0.18%において早期食道癌が発見されたことになる. X線による消化器集検で食道癌の発見される頻度0.005~0.013%よりみればわれわれが行っている食道ゾンデによるスポンジ擦過細胞診はその約10倍の頻度で, 早期食道癌発見のために極めて有効なものと考える. |
Databáze: | OpenAIRE |
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