Immune competent cells in lung cancer patient with lobectomy

Autor: Keizou Hirata, Susumu Nakao, Toshiyo Ishii, Hironobu Tochika
Rok vydání: 1993
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 7:2-9
ISSN: 1881-4158
0919-0945
DOI: 10.2995/jacsurg.7.2
Popis: 肺一葉切除手術侵襲の影響による免疫担当細胞の量的, 質的, 機能的変動をみた.リンパ球数は術後12時間に最も減少し7日目には術前値に回復した.リンパ球サブセットでは12時間後CD4+の比率の減少がみられた.またCD4+2H4+ (suppressor inducer T cell), CD4+2H4- (helper T cell), CD4+4B4+ (helper inducer T cell) の比率の減少も認められた.これらのサブセットの減少は2日目には術前の比率に戻った.PHA幼若化率, NK活性は12時間後に低下し, 7日目の測定で術前値に回復した.しかしNK活性は14日目, 21日目に再び低下を示した.手術による免疫能の低下は, 侵襲に対し生体のホメオスターシスを保つための一連の生体の反応と考えられるが, 担癌体にとっては癌の進行, 転移の促進など不利な作用につながるので, 余分な免疫抑制を招かないように配慮された術中, 術後の処置, 管理が要求される.
Databáze: OpenAIRE