A CASE OF INTRAMESOSIGMOID HERNIA INVAGINATING INTO A MESENTERIC DEFECT OF THE LEFT PERITONEAL SURFACE OF THE SIGMOID MESENTERY

Autor: Nobuhisa Ueda, Wakio Endoh, Yoshiichi Maeura, Hirofumi Ota, Keiji Yamazaki, Shigeyuki Hojo
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 66:770-773
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.66.770
Popis: 59歳,男性. 4日前からの下腹部痛,嘔吐を主訴に当院へ紹介入院となった.開腹手術や腹膜炎の既往はなかったが, 35年前,空手の練習中に腹部を強く蹴られたことがあった.腹部X線で小腸のニボー像を認めた.腹部CTでは小腸が著明に拡張していたが,小腸の一部と回盲部から結腸には拡張がなかった.イレウス管留置による保存的治療を行い症状は軽快した.イレウス管からの二重造影で小腸の狭窄部が認められたが,腫瘍性病変ではないことから内ヘルニアを強く疑い,開腹手術を施行した.回盲部より口側約1mで回腸がS状結腸間膜左葉の欠損部に嵌入していたが,回腸の血流障害や器質的狭窄はなく,用手的整復を行った.術後経過は良好で,術後10日目に退院した. S状結腸間膜内ヘルニアは稀な疾患である.さらにS状結腸間膜左葉欠損部に嵌入した症例の報告は少ないため,若干の文献的考察を加えて報告する.
Databáze: OpenAIRE