The availability of silver stain to distinguish mesothelial cells from adenocarcinoma cells in ascites
Autor: | Shogo Yamada, Tetsutaro Takeda, Takatsugi Murata, Hiroyoshi Onodera, Kuniko Komuro, Katsuhiro Nakamura, Takashi Matsuda, Ikuro Sato, Hiroo Tateno, Makiko Onuma |
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Rok vydání: | 1994 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Journal of the Japanese Society of Clinical Cytology. 33:645-649 |
ISSN: | 1882-7233 0387-1193 |
DOI: | 10.5795/jjscc.33.645 |
Popis: | 体腔液細胞診において, 細胞集塊内の結合組織の存在が中皮細胞の同定に役立つと思われたので報告する.対象は大腸癌症例の腹水24例.内訳は, 細胞診陰性であった16例 (術中採取13例, 穿刺採取3例) と陽性の8例 (術中採取4例, 穿刺採取4例) である.形態的に中皮細胞と判定できる上皮様中皮細胞集塊55個と明らかな癌細胞集塊87個について, Papanicolaou染色標本脱色後, 銀染色を施行し細胞集塊内の線維性結合織の有無を観察した.中皮細胞集塊では, 55個中37個 (67.3%) に線維性結合織を認めた.術中採取に限らず穿刺採取でも高率に線維性結合織を認めた.癌細胞集塊では, 濃染のため判定不能な集塊が32個 (36.8%) あったが, 残りの集塊55個 (63.2%) には, 明らかな線維はみられなかった.また, いずれの集塊でも細胞集塊辺縁が黒く縁どりされたように染まるものが少数みられた.癌細胞か中皮細胞か問題となるような異型細胞集塊の内部に線維性結合織を認めるとき, 中皮細胞である確率がきわめて高く, 癌細胞との鑑別に応用できる所見と思われた. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |