A CASE OF ILEUS CAUSED BY A FIBROUS BAND FORMED BY COLOENTERIC FISTULA DUE TO DIVERTICULITIS OF THE SIGMOID COLON

Autor: Hiroto Akiyama, Manabu Takano, Hiroshi Igaki, Takashi Seki
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 68:1192-1196
ISSN: 1882-5133
1345-2843
Popis: 症例は64歳, 男性. 既往歴に61歳時S状結腸憩室炎で入院歴あり. また62歳時に注腸検査でS状結腸小腸瘻を指摘されている. 腹痛を主訴に当院を受診, 腸閉塞の診断で入院となる. 第1病日にイレウス管を挿入し減圧するも症状軽快せず, 第5病日の小腸造影で中部小腸に狭窄部を認めた. 第11病日に開腹術を施行, S状結腸小腸瘻が索状物となり瘻孔部より肛門側の小腸を絞めて狭窄となっていた. 腸管は虚血に陥っておらず瘻孔切除, 瘻孔切除部腸管縫合閉鎖を行った. 術前に行った下部消化管内視鏡検査ではS状結腸に多発する憩室を認めるのみで炎症性腸疾患や新生物を疑う所見は認めなかった. 憩室炎の合併症として瘻孔形成は時々みられるがS状結腸憩室炎から小腸との瘻孔を形成したとの報告は比較的少ない. 今回われわれはS状結腸憩室炎由来と考えられたS状結腸小腸瘻による腸閉塞の1例を経験したので報告する.
Databáze: OpenAIRE