Effects of Fruit Position in Canopy, Harvest Date and Bagging on Occurrence of Reddish-pulp Fruit in Peach

Autor: Daisuke Takata, Naohiro Kubota, Fumio Fokuda
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: Horticultural Research (Japan). 5:33-37
ISSN: 1880-3571
1347-2658
Popis: モモ‘武井白鳳’を供試し,着果位置,収穫日および果実袋の色が赤肉果発生,果肉と果皮のアントシアニン含量および果肉硬度に及ぼす影響を調査した.収穫期の前半には樹冠上部の果実で高い赤肉果発生率がみられたが,収穫期の後半には着果位置に関係なく高い発生率を示した.無袋区,白袋区および橙袋区の赤肉果発生率には差がなかった.橙色袋の上にさらに黒色袋を掛けると赤肉果の発生率が大きく低下したが,収穫4日後には白袋区の果実と同程度の高い発生率を示した.果実袋を異にした果実について果肉と果皮のアントシアニン含量および果肉硬度との関係をみたところ,果肉のアントシアニン含量と果肉硬度との間に有意な負の相関が認められた.‘清水白桃’における果肉と果皮のアントシアニン含量の関係は園によって異なった.これらのことから,モモの果皮のアントシアニン蓄積には着果位置や果実袋の色に起因する光条件の違いが強く影響するのに対し,赤肉果の特徴である果肉のアントシアニン蓄積に及ぼす光の影響は小さいと考えられた.
Databáze: OpenAIRE