Effect of the programmed exercise load by using sphygmomanometer on the growth of arteriovenous fistula (AVF) for hemodialysis

Autor: Takeyuki Horikami, Akiko Okumiya, Hiroyuki Iida, Miho Shimizu, Yoshiko Hayatsu, Keiko Shintani, Yuji Yamada, Takako Egawa, Yoshihiro Kido, Satoshi Oota, Youichi Ishida
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 39:117-122
ISSN: 1883-082X
1340-3451
DOI: 10.4009/jsdt.39.117
Popis: 透析治療には安全で安定的な体外循環血液流量を確保できる動静脈瘻 (AVF) が必要とされ, かつその保持が重要な鍵となる. そのため, AVF造設後は速やかで順調なAVFの成育が不可欠である. 今日までAVFの成育を促す方法として掌握運動が臨床に活用されてきた. しかし, AVFに対する造設後早期からの運動負荷の効果を検証した研究は, 国内外で行われてきていない. 本研究は, AVF造設後の成育度と運動負荷との関係を明らかにしたものである. 維持透析を目的とするAVF造設術を受けた19名 (男性16名, 女性3名, 平均年齢66±12歳) を対象にした. そのうち研究承諾が得られた19名を封筒法によって無作為に2群に割り付け, I群は従来から行われてきた掌握運動を自発的に実施する群 (ボールを握りつぶす掌握運動を実施) で, II群は今回新たに計画した運動負荷を実施する群である. II群の運動は血圧計による加圧を行った後に掌握運動を行う群 (ボールを握りつぶす掌握運動は決められた回数を1日3回確実に実施) で, 運動内容を患者が一人で実施できるまで研究者が指導を行った. 加圧は運動前の収縮期血圧値に10mmHgを加えた軽い加圧を30秒間実施した. AVFの成育度計測には超音波ドップラー診断装置を使用した. 運動前, 運動2か月後, 運動4か月後のAVFの静脈側について, 吻合部より4cm近位側を測定箇所と定め, この部位への透析治療時の穿刺は厳禁とした. 2群間の運動効果の比較にはMann-WhitneyのU検定を, 対象個々の成育度評価はWilcoxson符号付順位和検定を実施し, 有意水準をp
Databáze: OpenAIRE