A CASE OF OBSTRUCTIVE COLON CANCER WITH PENETRATION CAUSED BY A TRANSANAL ILEUS TUBE BALLOON
Autor: | Koji Ueda, Hiroyuki Naniwa, Akira Sugiyama |
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Rok vydání: | 2007 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 68:1226-1229 |
ISSN: | 1882-5133 1345-2843 |
Popis: | 症例は76歳, 男性. 腸閉塞にて入院. 大腸内視鏡検査にてS状結腸に全周性大腸癌を認め, 減圧のため経肛門的にイレウス管を留置し, 連日洗浄を行った. 挿入後10日目より左下腹部圧痛と高熱が出現し, 敗血症を併発した. 腹部CT検査にて, イレウス管バルーン部分の結腸壁内と後腹膜に微小なガス像と周囲に炎症像を認めた. イレウス管に起因する合併症と考え, 挿入後12日目に手術を行った. 手術所見では, バルーンの位置する結腸壁と後腹膜に浮腫と発赤を認めた. 切除標本では腫瘍のすぐ口側にUl-IVの潰瘍形成を認め, バルーンの圧迫による穿通をきたしたと考えられた. 近年チューブ挿入に起因する合併症の報告も散見されており, 挿入後は注意深い観察を行いつつ, 減圧が得られればできるだけ早期に手術を行うことが必要と思われた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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