A case of acute hepatitis C after needlestick injury in the pregnancy

Autor: Eiji Kajiwara, Yuriko Makino, Koichi Azuma, Kaoru Onoyama
Rok vydání: 1995
Předmět:
Zdroj: Kanzo. 36:584-588
ISSN: 1881-3593
0451-4203
DOI: 10.2957/kanzo.36.584
Popis: 31歳,看護婦.妊娠25週でC型肝硬変患者の採血針を誤刺,その42日後(妊娠31週)に嘔気,嘔吐が出現,入院.誤刺時のトランスアミナーゼは正常,HCV抗体は陰性.入院時T.Bil 2.6mg/dl, GOT 1,012KU, GPT 1,005KU, HCV-RNAは陽性.HCV抗体(2nd)は4週目までは陰性,8週目に陽転化した.発症23週目の肝生検は急性肝炎の回復期の所見.以上よりC型急性肝炎と診断した.妊娠40週で出産,臍帯血のHCV-RNAは陰性.出産後,トランスアミナーゼは200U以上をスパイク状に上昇.発症23週後よりIFNα-2b 10MUを11週間計410MU投与した.IFN投与終了後よりトランスアミナーゼは正常値を持続し,投与終了後6カ月目のHCV-RNAは陰性.児の1年目のHCV-RNAは陰性で,母子感染はなかった.妊娠中に発症した誤刺によるC型急性肝炎の症例は現在まで報告されてなく,貴重な症例と考えられた.
Databáze: OpenAIRE