A mechanism for sensitivity improvement for phosphorus with a zirconium modifier in graphite furnace AAS

Autor: Isamu Inamoto, Tadao Okutani, Toshio Kubota, Ken-ichi Takimoto
Rok vydání: 1992
Předmět:
Zdroj: BUNSEKI KAGAKU. 41:57-62
ISSN: 0525-1931
DOI: 10.2116/bunsekikagaku.41.57
Popis: リンの黒鉛炉(GF)-AASにおいて,モディファイアーとしてジルコニウム塩を用いると,リンの感度が増大する.この増感機構を解明する目的で,XRD,FT-IR,X線光電子分光法などを用いて実験した.その結果,GFにジルコニウム塩水溶液とリン酸塩水溶液を加え加熱すると,ZrP2O7が生成すると考えられる.リンに対するジルコニウムのモル比(Zr/P)が小さいと,灰化温度(1400℃)までに,リンの相当部分は分解揮散するが,実際のGF-AASではZr/Pが250以上で,灰化段階でZrO2の結晶間にごく少量のリンが,ZrP2O7として安定に保持され,これが原子化段階で瞬時に原子化するため,リンの感度が増大するものと考えられる.
Databáze: OpenAIRE