Removal of mixed malodorous gases emitted from sludge processing at a wastewater treatment plant using pilot-scale adsorbing columns with various impregnated activated carbons

Autor: Junji Masuda, Joji Fukuyama
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Journal of Japan Association on Odor Environment. 38:24-35
ISSN: 1349-7847
1348-2904
DOI: 10.2171/jao.38.24
Popis: 種々の活性炭の吸着特性を明らかにするために,下水処理場においてパイロット規模の脱臭実験を3回実施した.使用した活性炭は酸性ガス(硫化水素,メチルメルカプタンなど)用の添着炭,中性ガス(硫化メチル,二硫化メチルなど)用の添着炭,塩基性ガス(アンモニアなど)用の添着炭および無添着炭である.本実験では,三段の充填床からなるPVC製の吸着塔を使用した.各カラムの大きさは,高さが約1.5mで直径が280mmである.また,処理ガス能力は0.75m3/分である.ほぼ10ppmの硫化水素を含有する臭気を連続して空塔速度0.2m/秒で3つの吸着塔に送った.各実験の期間は約100日間で,臭気の測定は通常1週間に一回の頻度で行った.活性炭の充填組み合わせは9種類あり,それぞれの条件で臭気除去効率のデータが得られた.これらの結果を基に,各添着活性炭について破過するまで供給した総臭気物質の負荷量を計算した.実験で得られた吸着容量の値は,実験室で求められた値よりも低かった.フィールド実験で値が低いのは,吸着塔に供給されるガスに多種類の臭気物質が含まれていることが原因として考えられる.処理対象ガスにアンモニアが含まれていると,酸性ガス用の添着炭で硫化水素の吸着容量が高くなるが,中性ガス用の添着炭では何らかの反応で腐食が発生した.このパイロット実験の結果は吸着脱臭設備の設計および維持管理のための多くの有用な情報を提供したと思われる.
Databáze: OpenAIRE