Ovarian development, fecundity and sex ratio of Trissolcus plautiae (WATANABE) (Hymenoptera:Scelionidae), an egg parasitoid of the brown-winged green bug, Plautia stali SCOTT

Autor: Kazuro Ohno
Rok vydání: 1987
Předmět:
Zdroj: Japanese journal of applied entomology and zoology. 31:385-390
ISSN: 1347-6068
0021-4914
DOI: 10.1303/jjaez.31.385
Popis: チャバネアオカメムシの卵寄生蜂チャバネクロタマゴバチの繁殖特性を16L-8D, 25°Cの恒温条件下で調べ,寄主卵塊サイズとの関連からそれらの結果を考察した。1) 羽化直後の雌蜂はほとんど成熟卵を保有しておらず,羽化後1日で平均14.8卵の成熟卵が認められた。また,日齢を経るにしたがい雌蜂の保有成熟卵数は増加したことから,本種の卵巣発育は逐次成熟型であると結論された。2) 羽化当日から毎日十分な数の寄主卵を与えた場合,最初の10日間は日あたり産卵数は平均10∼18卵で変動し,また子の死亡率が高く,卵塊から雄蜂が羽化しない例が多数認められた。累積産卵曲線から得られた回帰式より,最初の数日間は寄主卵塊サイズに相当する14卵の産下に約1日を要することが明らかとなった。3) 4日齢の雌蜂に毎日14卵の寄主を卵塊として与えた実験では,最初の7日目までは毎日14個近い卵が産下され,寄主卵塊あたり雄1頭,雌13頭が羽化した。また,子の死亡率は低かった。4) 以上の結果から,本種の卵巣発育や産卵速度は寄主卵塊の平均的なサイズ14と密接に関連していると推測された。寄主卵塊あたり雄卵1個,雌卵13個すなわち本種の基本的な産卵性比を0.07とした場合,雌蜂が一生の間に利用可能な寄主卵塊(14卵粒)は純繁殖率に換算して8∼9卵塊と推測された。
Databáze: OpenAIRE