Chemotherapy of liver carcinoma (II)

Autor: Mayumi Sasaki, A. Matsuda, Fukumoto Y, T Kan, Kenichi Noda, Minoru Mizuta, Tatsuhiko Kodama, Mikio Nishioka, Hideo Nishimura, Hayakawa M, Ryoko Fujii, Harada T, Tadayoshi Takemoto, Junsuke Nawata, Kiwamu Okita
Rok vydání: 1979
Předmět:
Zdroj: Kanzo. 20:491-498
ISSN: 1881-3593
0451-4203
DOI: 10.2957/kanzo.20.491
Popis: 原発性肝がん患者における免疫パラメーターの臨床的意義について,とくに治療との関連性において検討した.PPDやPHA,またPS-E (溶連菌多糖体)に対する皮内反応は患者の初診時においてすべて低下しており,末期になるとさらに低下した.末梢血リンパ球数も初診時において減少し,末期には有意に減少した.T細胞数は病態の進行とともに減少したが,PHA芽球化細胞数や活性T細胞数は患者の末期になると,ときどき上昇した.以上の所見から綜括すると,このような免疫パラメーターを検索することは原発性肝がん患者においても,生体の細胞性免疫機能を知るために有用であることがわかる.このような細胞性免疫能は病態自身の進展や化学療法によって障害された.患者の細胞性免疫能は治療によく反応した患者では,比較的長期間保たれていたが,免疫パラメーターの成績はつねに治療の効果と相関するわけではない.
Databáze: OpenAIRE