A case of metastatic gallbladder tumor of the hepatocellular carcinoma

Autor: Yasuni Nakanuma, Masao Honda, Shuichi Kaneko, Eishiro Mizukoshi, You Zen, Takashi Kagaya, Kaheita Kakinoki, Takeshi Terashima, Yoshio Sakai, Tetsuo Oota, Toshihiko Ojima, Hirohisa Kitagawa, Masato Kayahara, Tatsuya Yamashita, Yasunari Nakamoto, Akito Sakai, Kuniaki Arai
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Kanzo. 48:363-369
ISSN: 1881-3593
0451-4203
DOI: 10.2957/kanzo.48.363
Popis: 症例は49歳男性.B型慢性肝炎にて他院通院中,高度脈管浸潤を伴う多発肝細胞癌を認めたため,インターフェロン併用動注化学療法を施行したところ,奏効し,外来通院していた.経過観察中に施行した腹部CTにて胆嚢内にポリープ状の腫瘤を認めたため,当科に入院した.各種画像検査の結果,胆嚢ポリープと診断したが,胆嚢癌の可能性も考えられたため,開腹下胆嚢摘出術を施行した.病理組織では腫瘍細胞が索状や胞巣形成性に増生し,胆嚢腫瘍基部のリンパ管および静脈に腫瘍の浸潤を認め,化学療法前の腫瘍生検組織と類似しており,肝細胞癌の胆嚢転移再発と診断した.肝細胞癌の胆嚢転移はこれまでにほとんど報告がなく,きわめてまれであると考えられ報告した.
Databáze: OpenAIRE