Liquid crystalline properties of cholesteryl methacrylate and butyl methacrylate copolymers

Autor: Yukio Nakajima, Eiichi Ueda, Kikuo Shoji, Masatami Takeda
Rok vydání: 1985
Předmět:
Zdroj: KOBUNSHI RONBUNSHU. 42:489-494
ISSN: 1881-5685
0386-2186
DOI: 10.1295/koron.42.489
Popis: メソーゲンが直接主鎖に結合した側鎖型高分子はエナンチオトロピックな液晶挙動を示さないと考えられてきた. 前報において, コレステリルメタクリラートとブチルメタクリラートとの共重合体を2枚のガラス板間にキャストした試料は, 温度の上昇に伴って顕著な光学的異方性を示す事実を報告した. 本研究では, 同じ共重合体を1枚のガラス板上にキャストした試料について熱光学的研究を行った. その結果, 温度の上昇に伴って, 二つの温度範囲で光学的異方性が認められるという興味ある現象を見いだした. 示差走査型熱量計を用いた実験結果から, 低温側に認められた中間相は, 無定形状態から側鎖のみが再配列してゆく過程に対応していることがわかった. 一方, 高温側の中間相に対応する温度範囲では, 比熱の変化が認められなかった. おそらく流動複屈折による光学的異方性であろうと思われる. X線小角散乱の測定結果から, 熱処理試料についてのみ, 約40Åの周期に対応する顕著なピークが得られた.
Databáze: OpenAIRE