Laparoscopic Ileus Operation Approached via Right Inguinal Hernia Sac

Autor: Katsumasa Saitou, Morio Kohno, Yasuhisa Koyanagi, Toshiaki Aoki, Yoshihiro Ohta, Tatsuya Aoki, Tomonori Hara, Hirokatsu Ichimiya
Rok vydání: 2002
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 35:1759-1762
ISSN: 1348-9372
0386-9768
Popis: 右鼠径ヘルニア嚢より腹腔鏡下イレウス解除術を施行した1例を報告した. 症例は68歳の男性. 嘔気, 下痢にて受診し内服加療受けるも改善せず再受診した. 腹部単純X線写真にてイレウスと診断し入院となる. 同時に右鼠径ヘルニア脱出を認めたが用手整復可能であった. 保存的療法にて小腸ガスは軽減したが, 完全には消失しなかった. 手術は右鼠径ヘルニア根治術とともに, 右鼠径ヘルニア嚢から12mmと5mmのトロカーを2本挿入し, 気腹法にて腹腔鏡にて観察したところ, 臍下部に臍腸管索と思われる索状物を認め, 同部を凝固, 切断した. 鼠径ヘルニアとイレウスを合併した症例に対し, 鼠径ヘルニア嚢からトロカーを挿入して行う腹腔鏡下イレウス解除術は, 腹壁切開や穿刺を伴うことなく手術できることから, 有効なアプローチ法と考えられる.
Databáze: OpenAIRE