A History of Catechin Chemistry with Special Reference to Tea Leaves

Autor: Miyuki Katoh, Saijo Ryoyasu
Rok vydání: 2009
Předmět:
Zdroj: Chagyo Kenkyu Hokoku (Tea Research Journal). 2009:1-18
ISSN: 1883-941X
0366-6190
Popis: フラボノイド化合物に属するカテキン類が何時,誰によって発見されたかの歴史的経緯について,過去の論文を調査した。1.カテキンは初めアカシアカテキュ,ガンビールカテキュから分離され,分子式,構造式が提案された(1902年)。1948年までに天然界から6種のカテキン類が発見され,そのうち3種類は茶から発見された。これら6種類のカテキン類の発見論文,発表年をTable 1に示した。(-)-エピガロカテキン3-ガレートは茶カテキン類の最大成分であるが,これらのカテキン類では最後になって発見された。その理由は,従来の分離法である酢酸エチルなどの溶媒分別や酢酸鉛沈殿法では,純粋に分離でされなかったからで,その発見はシリカゲルカラムクロマトグラフィーの発達によるところが大きい。2.茶に存在する6種のカテキン類は加熱によりエピ化し,対応する6種のエピ化カテキン類を形成する。天然のカテキン類と区別するためにエピ化したカテキン類をTable2に示した。2次元ペーパークロマトグラフィーによりエピ化した(-)-カテキンと天然の(+)-カテキン,エピ化した(-)-ガロカテキンと天然の(+)-ガロカテキンを分離するとことにより,茶に存在する天然の(+)-カテキン,(+)-ガロカテキンを確認出来た。3 .茶に存在する10種類のカテキン類(Table1のカテキン類を含めて)の構造式,発見論文,発表年をTable3に示した。これらのカテキン類は新鮮茶葉での含有量が定量されている天然に存在するカテキン類である。4.Table4に茶葉,ウーロン茶から同定された微量の8種のカテキン類誘導体の構造式,発見論文,発表年を示した。これらのカテキン類は新鮮茶葉での存在について,十分検討されてないことから,一部は人工産物(artifact)の可能性もある。5.Table5に8種類のアフゼレキン類誘導体の構造式,発見論文,発表年を示した。6.Table6に10種類の(+)-カテキン類誘導体の構造式,発見論文,発表年を示した。
Databáze: OpenAIRE