Two cases of secondary amyloidosis treated with continuous ambulatory peritoneal dialysis
Autor: | Tsuneto Onbe, Zensuke Ota, Yoshio Nagake, Tadatoshi Kashitani, Hirofumi Makino, Toshinori Haramoto, Sachiko Ota, Isao Kumagai, Toshiro Ogura, Reiko Sugimoto, Kazue Hironaka, Shuji Ikeda |
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Rok vydání: | 1991 |
Předmět: | |
Zdroj: | Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy. 24:425-430 |
ISSN: | 1884-6211 0911-5889 |
Popis: | 重篤な心不全のため血液透析 (HD) の施行は困難と判断しCAPDを施行したところ, 良好に尿毒症をコントロールし得た慢性関節リウマチ (RA) に続発したアミロイドーシスの腎不全患者を2例経験したので報告する.症例1は75歳, 女性. 昭和56年にRAと診断され, 昭和58年に蛋白尿が出現した. 昭和62年より腎機能が低下し, 平成元年7月より腎機能が増悪した. 心不全が高度なためHDの施行は困難と判断し, 8月にCAPDへ導入した. 以後, 良好に尿毒症や浮腫, 心不全症状はコントロールし得た. 平成2年3月に胃生検でアミロイドの沈着を認めたが, その頃より心不全が再び増悪し血圧が低下した. 5月1日には徐脈傾向となり7日に死亡した. 剖検の結果, AA型のアミロイドが心臓, 腎臓, 甲状腺, 膵臓, 消化管, 全身の中小動脈に高度に認められた.症例2は72歳, 女性. 昭和57年にRAと診断され, 昭和63年に蛋白尿, 腎機能低下を認めた. 平成元年9月に小唾液腺生検と甲状腺生検でAA型のアミロイドの沈着を認め, 続発性アミロイドーシスと診断した. DMSO (dimethylsulfoxide) の投与によりやや改善傾向を認めたが, 本人が服用を拒否した平成2年2月末より急激に腎機能が悪化した. 重篤な心不全を伴ったため, HDの施行は困難と判断し3月にCAPDへ導入したところ尿毒症や心不全は良好にコントロールし得た. しかし7月より再び心不全が悪化し, 8月より血圧の低下を認め, 9月12日に死亡した.2例共に重篤な心不全が存在したが, CAPDにより良好に尿毒症をコントロールし得た. しかし心不全の悪化のため, 導入後それぞれ8か月と6か月で死亡した. その心不全の主因として心アミロイドーシスの悪化が考えられた. CAPDへ導入した後も, 心アミロイドーシスの進展を予防するための治療を継続して行う必要があると考えられた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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