A Case of Saber-sheath Tracheomalacia Revealed after Lateralization of the Vocal Fold

Autor: Yu-ichiro Tuji, Akihito Mineharu, Asako Tanaka, Masahiko Higashikawa
Rok vydání: 2009
Předmět:
Zdroj: Nihon Kikan Shokudoka Gakkai Kaiho. 60:353-357
ISSN: 1880-6848
0029-0645
Popis: 症例は57歳の男性。食道癌の術後,両側反回神経麻痺をきたし気管切開術を施行した。声帯運動は1年経過しても回復しなかったため,声門開大術(Ejnell法)を施したのちに気管孔閉鎖をおこなった。声門開大術後より,咳をしたときに低い摩擦音様の雑音が聴取されていた。気管ファイバースコピーで,気管が左右から圧排され,咳の際には接している像が確認された。呼吸困難はなかったため経過観察としていた。気管孔閉鎖約7カ月後,感冒様症状を訴え受診,胸部X線で気管の狭窄を認めた。ステント,Tチューブ留置あるいはCPAP療法などを勧めるも,本人は希望されず,肺炎を併発し1カ月後に永眠された。
Databáze: OpenAIRE