Mating Feeding and Flight Behaviors of the Fruit Sucking Moth, Oraesia emarginata Fabricius(Lepidoptera: Noctuidae)

Autor: Seiichi Kubota, Sunao Ikeuchi, Hiroaki Ogihara
Rok vydání: 1996
Předmět:
Zdroj: Japanese journal of applied entomology and zoology. 40:209-215
ISSN: 1347-6068
0021-4914
DOI: 10.1303/jjaez.40.209
Popis: 1) ヒメエグリバの生活史や行動習性を明らかにする一環として,室内条件下(気温23∼24°C, 15L-9D)で成虫の配偶,摂食および飛翔行動を観察した。2) コーリングは消灯5時間20分後頃から,交尾はその約1時間後から始まり,7時間から8時間後に交尾個体の割合がピークになった。3) 交尾の継続時間は,約78%の個体が60∼80分で,平均継続時間は約66分であった。4) 交尾当日の雌は消灯直後に集中して吸汁し,配偶行動の時間帯以降にはほとんど摂食しなかったのに対して,翌日以降の産卵雌の吸汁の時間帯は個体間の差が大きく,消灯期間中に連続的に吸汁していた。5) 交尾当日の雄では,消灯直後のほか,交尾後の点灯前に多くの個体が吸汁を行った。交尾個体は翌日の消灯直後にもかなり多くが吸汁し,雌成虫と異なる摂食習性を示した。6) 一暗期中の吸汁回数は大部分の個体が1回で,吸汁時間は20分以内が多かった。7) 交尾当日は,雌雄とも消灯直後と消灯5時間40分∼7時間後に盛んに飛翔行動がみられた。このうち,5時間40分∼7時間後の活発な飛翔は,配偶行動に関連した飛翔と考えられ,日没後の早い時間帯での飛翔とは性格を異にすると思われる。
Databáze: OpenAIRE