Analysis of Systemic Sclerosis Treated by Digital Amputation for Severe Pitting Ulcer

Autor: Takayuki Fujisawa, Soji Yamazaki, Noriaki Hara, Akio Yamakage, Yukari Miyamoto, Shun Ohtsuka
Rok vydání: 2001
Předmět:
Zdroj: Nishi Nihon Hifuka. 63:546-550
ISSN: 1880-4047
0386-9784
DOI: 10.2336/nishinihonhifu.63.546
Popis: 当科における全身性強皮症(SSc)患者のうち難治性皮膚潰瘍·壊死のため指趾切断術を施行した6例,17病変を臨床的·組織学的に検討した。指趾の壊死発症時期は1病変を除きすべて9月から1月の初秋から冬季の間であった。切断部位は右第2足趾が最も多かった。潰瘍·壊死により指趾切断術を施行したSSc群は指尖部潰瘍·壊死のないSSc群と比較し,臨床所見ではpitting scarが多くみられ,免疫学的所見では抗Topoisolnerase I抗体,抗SS-A抗体が有意に陽性率が高かった。組織学的には潰瘍·壊死により指趾切断術を施行したSSc群は結合織の高度の硬化性病変,血管壁の肥厚,内腔狭小化が認められ,また,血管内皮および血管壁はUEA-I lectin酵素抗体法で全例で陰性であった。以上より指趾尖部に重度の潰瘍を生じたSSc患者では血管障害が高度であり,切断部皮膚の病理組織学的所見は血管内皮細胞が著しく障害されていることが示唆された。
Databáze: OpenAIRE