Transitional cell carcinoma, micropapillary variant of the urinary bladder-A report of two cases
Autor: | Masumi Ogawa, Toshiko Kiritani, Kenichi Ohashi, Nobuaki Funata, Noboru Koike, Sawako Takahashi |
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Rok vydání: | 2003 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Journal of the Japanese Society of Clinical Cytology. 42:301-305 |
ISSN: | 1882-7233 0387-1193 |
DOI: | 10.5795/jjscc.42.301 |
Popis: | 背景:移行上皮癌micropapillary variantは近年報告された移行上皮癌の一型で, 侵襲の強いことがその特徴である. 細胞学的な報告はまだ少なく, 今回われわれはこの型の膀胱癌2例を経験したので報告する.症例:症例1は67歳, 女性. 無尿にて発症し受診, 骨盤内腫瘍を指摘された. 診断の確定しないまま腫瘍摘出術が施行され, 手術材料の病理学的検索にて膀胱癌と判明したが, 術後3ヵ月で他院にて終末期を迎えた. 症例2は72歳, 男性. 血尿にて受診し, 膀胱腫瘍が発見され経尿道的切除がなされた. しかしその後の生検, 尿細胞診でも癌細胞がみられ, 膀胱全摘術が施行された. 術後1年, 直腸周囲に腫瘍再発をきたし切除加療中. 組織学的に腫瘍は, 2例とも血管茎をもたない小乳頭状構造をとって膀胱壁内に広範に浸潤している. 細胞診上は症例1の膀胱洗浄液, 症例2の尿ともに孤立性ないし小型から中型集団をなす中~大型の類円形細胞がみられ, 集団はしばしば小乳頭状を呈する. 時々細胞質に大型空胞をもち核の偏在したものがみられ, それらは腺癌細胞に類似する.結論:細胞診上この腫瘍を認識することはその予後を知るうえでも重要である. |
Databáze: | OpenAIRE |
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