A Case of Adult Hirschsprung's Disease Diagnosed with Taking a Turn for the Worse of Pancreatitis

Autor: I. Suzuka, T. Yamakawa, R. Ohashi, K. Shiota
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi. 58:336-341
ISSN: 1882-9619
0047-1801
DOI: 10.3862/jcoloproctology.58.336
Popis: 成人Hirschsprung病の1例を経験したので報告する. 症例は46歳の男性. 平成12年頃から慢性膵炎, 便秘を認め入院を繰り返したが, その後緩下剤内服で保存的に経過していた. 平成15年より慢性膵炎急性増悪, 便秘, 腹部膨満が増強し近医入院され, 腹部単純X-Pにて巨大結腸を認め, 精査加療目的にて当院に紹介となった. 注腸造影所見では下部直腸にnarrow segmentを認め, 横行結腸からS状結腸に著明な拡張を認めた. 直腸肛門管内圧検査で内肛門括約筋弛緩反射は見られなかった. 以上より成人Hirschsprung病と診断しDuhamel―池田変法を施行し, その後症状は著明に改善した. 本症例のように長期に渡り浣腸・下剤などの処置も無く軽度の便秘症状のみのHirschsprung病は稀であるが, 継続する便秘ならびに巨大結腸像を認める症例では, 本症を念頭においた診療が必要であると考えられた.
Databáze: OpenAIRE